書かれていることは、20-30年前の暫く前のきちんとした中学高校なら、田舎の公立学校でもなされていたことだ。こうした英語の勉強を、塾に通わなければ得られなくなったことが何よりも情けない気がする。
さて、
「まずは声に出す」・・・全く同感で、中学高校生なら大人の繰り返しよりも有効だろう。
他方で、「日本式発音で構わない」という主張には疑問が残る。なぜ諦めるのか？成人より音感の優れた中高生なら、発音向上・矯正の可能性は十分にあるのに。キッシンジャーの「英語が上手い日本人は信用できない。」と言ったことを引用して、キッシンジャーのドイツ訛発音を肯定的に書いているが、実は彼は、ネイティブアメリカ人と同様に話せる（大学時代の友人の証言から）のに、わざと訛で話し、大統領補佐官としての特殊効果を演出していた（今も「いる」）という話もあり、何が本当かは分からない。それよりも、やはり諦めずより良いネイティブ並みの発音を目指すべきではなのか。読み書きを妥協しないのに発音だけ妥協する理由がわからない。
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